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2005年12月 7日 (水)

掛川の化石

IMG_8120bIMG_8118b ここ数日風邪気味で、ブログの書き込みもままならなかった。3日坊主にならないためにもここらで書き込んでおかなくては・・。さて、今日は掛川へ行って化石層をユンボで引っかいてもらい、10トントラックに積んで博物館へ運んでもらいました。化石採集としては少し大胆な方法でした。採土場にちょうど貝化石密集層がでているところがあり、以前からある程度の量を確保したいと思っていましたが、現場の管理会社と相談して採取運搬をお願いしました。

kakegawaexp01 化石や地層の露頭(地層が露出している崖)を保護したり、記録をとることは、埋蔵文化財とちがって義務付けされていません。したがって、工事現場などで重要な化石が出ても、重要な火山灰や断層がでても、ほとんど知られることなく、削られてしまうか埋められてしまいます。掛川では、以前に造成地でクジラの肋骨化石がでたので、許可を得て一部の地層で発掘をさせていただきましたが、これは異例のことでした。

kakegawashell 掛川では、ここ10数年造成開発や道路工事が多くあり、丘陵地が削剥されて露頭がたくさんでました。ちょうど掛川地域の地層を調査していたこともあり、工事現場廻り、地層の記載や化石の採集をしました。工事現場では化石採集を趣味としている方たちにもあい、いろいろな情報や採集された標本も見せていただきました。彼らの標本には、すでに消失した露頭からの貴重な標本もありました。

KAKEGAWAMAP01 掛川市から菊川市にかけての丘陵には、今から約400万~100万年前に海にたまった地層が分布しています。特に掛川市街から北北西にかけての地域に分布する砂層には貝化石が密集している層もあり、古くから研究されていて、日本の太平洋岸のこの時代の代表的な化石産出地として、世界的にも有名な場所になっています。しかし、現在では化石の採集できる場所も限られ、たくさんあった各層準の代表的化石産地も消失しています。

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