2009年9月23日 (水)

吹奏楽のしらべ

P104041501P104041801P104041201   9月22日に東海大学自然史博物館の恐竜ホールでブラスバンドの演奏会をおこなわれました。演奏は、東海大学付属翔洋高等学校の吹奏楽部。翔洋高等学校(以前は東海大一高)の吹奏楽部は、全国大会にもしばしば出場するような、静岡では有名です。恐竜ホールは博物館というより演奏会場に早替りして、各回45分にわたり3度のコンサートが 行われました。ジュラシックパークなど恐竜にかかわる曲なども演奏され、まわりの骨格標本と映画のシーンがダブり、とても感動的でした。

P104040501P104042701P104042001 恐竜ホールでの演奏の前には、博物館の前でも演奏や踊りが行われ、とても魅力的な演奏会になりました。生徒たちは、ほとんど休みなく、楽器移動や演奏に笑顔ではげんでいました。今日、23日も演奏会がありますので、興味のある方はおいでください。こんな楽しい演奏会は二度とないかもしれませんよ。

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2007年3月29日 (木)

ようこそ恐竜ラボへ

P1010504b 3月16日に名古屋市科学館へ「ようこそ恐竜ラボへ」の内覧会に行ってきました。この特別展は読売新聞社などと共催して名古屋市科学館が林原自然科学博物館の協力のもとに主にその資料や展示物を展示したもので、内覧会会場では林原の石垣さんが個々の利展示物について観覧者に詳しく解説をしていました。

林原自然科学博物館は昨年5月にお台場のパナソニックの展示場にあった「ダイノファクトリー」を閉館し、数年後の博物館開館に向けて作業中らしい。この展示会では新たにプレパレートされたサウロロフスの全身骨格のほぼ全体が壁面に広げられて展示されていました。また、発掘現場やラボなどダイノファクトリーの一部も同様に展示されていました。

P1010521bP1010516b また、第2会場にはコリトサウルスやアロサウルスも展示してありました。展示物の量は十分とはいえませんでしたが、、じっくりと見ていけば、発掘やラボの雰囲気が伝わるかもしれません。しかし、ダイノファクトリーのような仕掛けがない分、メッセージを十分に伝えられるか気がかりを感じました。

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2006年10月 3日 (火)

中国雲南5億年の旅

Yuanmob01Lufengob1 10月3日に豊橋市自然史博物館で開催されている「恐竜と生命の大進化-中国雲南5億年の旅」を見学してきた。豊橋市市制施行100周年ということで、日本の照葉樹林文化の源流である中国雲南の文化と化石などが紹介されていた。多量に発見されるジュラ紀前期の原竜脚類や竜脚類などの恐竜が目玉ですが、アジアのバージェス動物群である澄江(チェンジャン)動物群もとても注目すべき展示でした。展示物最大のユアンモウサウルスは今年の2月に新属新種として記載されたもので、首がたわむ復元には問題はあるものの長い首の印象的な恐竜でした。また、ルーフェンゴサウルスやユンナサウルスなどの原竜脚類もじっくり見ることができました。

Toyopalab01Toyomemb01  豊橋市自然史博物館は数年前に古生代の展示室をリニュウアルしましたが、これが密度のとても濃いい展示になっていて、とても楽しめました。手前は子ども用で、壁には標本など大人用に組まれていて、子ども用の展示では模型やモデルが工夫されていて、大人では少し無理のある子どもの目の高さ背の高さにそろえてありました。クイズなどもあり挑戦しまたが、一般用は難しく、進化できずに絶滅してしまいました。学芸員のメンバーのがんばりが伝わってくる展示でしたが、密度が高く濃すぎる部分もあり、もう少し余裕がほしい感じもしました。イラストは学芸員です。誰だかわかりますか。そっくりですね・・・。

Maisenb01_3Saihanb02_1  あいにくの雨でしたが、昼食は展望ビルの1階のレストランで、特別展にあわせた雲南料理を食べました。日ごろ食べられないものということと、特別展の半券で100円引きということもうれしいですね。私は、過橋米線(ケオチアオミーシェン)という海鮮米麺を食べましたが、味量ともに満足のいくものでした。他に雲腿菜飯(ユントウイツァイファン)という炒飯がありましたが、そちらもおいしそうでした。

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2006年9月 1日 (金)

巨大恐竜博

Superdino02Superdino01_1 8月26日に幕張で開催中の「世界巨大恐竜博2006」に行ってきた。この恐竜博のテーマはスーパーサウルスなどの巨大な竜脚類を目玉としているものの、「生命と環境-進化のふしぎ」という漠然とした副題がついていた。たしかにならべられている竜脚類は巨大なのだろうが、幕張メッセの巨大展示場に比べるとその巨大さを感じることができなかった。巨大と感じさせるためにはそれなりの空間的な演出が必要である。

Superrib01Superallo01 スーパ-サウルスについては、肋骨の巨大さに驚かされた。あんなに太い肋骨(写真左)の必要性はどこにあったのだろうか。今回は恐竜の足と指についてこだわって観察してみた。写真右はアロサウルスの足。スーパ-サウルスについては未発見でディプロドクスの足に似せておそらく作られていたのだろう。

Superrepen01 昨年の恐竜博はスーを含めて「恐竜から鳥へ」というテーマがあったが、今回は竜脚類を中心にはしているものの、エディアカラから熱河生物群などさまざまな化石が展示されていて、テーマが読めなかった。ただし、熱河生物群をじっくり見れたことは幸いだった。熱河生物群は中国だけでなくモンゴルや日本にも見られる白亜紀前期の特徴的な生物群で、恐竜はもちろん初期の鳥類や有袋類と真獣類などの哺乳類も発見されていて、鳥類や哺乳類の発展が白亜紀前期まで遡ることが明確になった。

今回の恐竜展では公式カタログがとても解説が詳しく、ひとつひとつのテーマにあわせて読み物的になっている。多くの解説は著者が明記されているので参考になるが、明記されていないものもあり責任の所在がわからない。ここまである程度専門的なことを書くのであれば、著者も明記し、内容についての根拠となった引用文献をきちん提示して学術的にも参考にできるレビューのようなものにしてもらいたいたかった。

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2006年8月12日 (土)

恐竜ゼミ

これまで恐竜に関する本を買ってはいましたが、あまりじっくりと勉強していませんでした。最近は恐竜や鳥に関する論文や本も多く出ていて、それらに目を通すだけでも大変で、ここのところサボっていた。しかし、オーストラリアの恐竜や「大空を・・・」の鳥と恐竜の話などを機会に、概要程度を勉強しなおしてみると、最近の新たな恐竜発見や分岐系統など、いろいろと興味深いことに気がづきました。

Dinobk02古生物学を受けている学生の中にも「恐竜が好きな」および「恐竜も好きな」学生が多くいるので、後期はそれらの学生を集めて「恐竜ゼミ」を開催しようかと考えています。

テキストはちょうど科博の真鍋さんが監修して出版された「恐竜学-進化と絶滅の謎」を使おうかと思います。少し高いですが、「恐竜おたく」には克服できる額かもしれません。この本は、「The Evolution and Extinction of Dinosaurs 」の第2版の翻訳書で、翻訳には監修者以外に東大大学院で恐竜を研究している大学院生があたったといいます。東大でも恐竜を研究する時代になったかと思ったと同時に、それだったら東海大でも恐竜をやってもいいかなと思いました。

私はこの本の第1版を持っていましたが、積読していたためにほとんど内容を読んでいませんでした。ちょうど今回はよい機会なので、日本語でしっかりと第2版を読ませていただき、学生とともに恐竜の夢を語れればと思います。

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2006年8月11日 (金)

大空を羽ばたいた恐竜たち

久しぶりの書き込みです。5月からいろいろあり、ようやくブログを書く気にもなれました。

Flydiobk02 さて、7月28日に浜松科学館で開催されている「大空を羽ばたいた恐竜たち」を見に行ってきました。この展示会は福井県立恐竜博物館で昨年開催したもので、旭川で開催して夏に浜松に回ってきました。28日にはSBS学苑浜松に頼まれて、恐竜と鳥との関係について科学館とは別に話をしました。そのついでに展示会ものぞかせていただきました。

この展示会の目玉は、アジアの始祖鳥「華美金鳳鳥」(ジンフェンゴプテリクス)ということでしたが、手が短く、羽根もなく、尾羽が風切羽でもないこの動物のどこが始祖鳥か、いくら見てもわかりませんでした。この展示会では、この化石よりもエナンティオルニス類の初期の鳥たちやエオマイヤのような真獣類の化石が圧巻でした。白亜紀初期にはすでに鳥も哺乳類(有袋類でない真獣類)も存在していたことが明白になっていたんですね。あらためて知らされました。

昨年学生と調べたオーストラリアの恐竜では、オーストラリアの白亜紀初期からはアジアと類縁の恐竜が知られていて、その後(白亜紀中期)には他の大陸との交流はなかったと考えられます。すなわち、オーストラリアの有袋類は白亜紀初期までにこの大陸に渡ってきたもので、その後に発展した真獣類はオーストラリアには渡ってくることができませんでした。展示会で見た中国の熱河動物群はそのことを十分に教えてくれました。ぜひ、みなさんも白亜紀初期の鳥や哺乳類をご覧になってください。

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2005年12月30日 (金)

イグアノ丼と恐竜の足跡化石

Kannadinob01Iguanodon01  12月28日に群馬県の神流町(旧中里村)恐竜センターと山中地溝帯の白亜紀層を見学しにいきました。ちょうど卒研生がセンターにお世話になっているので、フィールドヒアリングもあり、年末の押し迫った時期でしたが、センターの佐藤さんにはセンターでの研究やフィールドでの化石産地などの案内でお世話になりました。センターの食堂ではイグアノ丼定食(写真)がありましたが、私は鴨南そば定食を食べました。

このセンターにはモンゴルの恐竜化石が展示してあり、センターを支える友の会の活動も活発だったことから、以前から一度来てみたいところでした。とてもりっぱな博物館で、地元の化石の研究もがんばってやっておられました。

IMG_8257bIMG_8246b  雪や氷も少しありましたが、石堂層の最上部から瀬林層下部にかけて、魔物沢川を川沿いに歩いて地層を見学しながら化石も見せてもらいました。瀬林層下部では、汽水の化石や海生の化石が産出する地層が交互にあり、堆積環境が変化する様子が見られました。

IMG_8258bIMG_8260b  また、有名な漣岩では恐竜の足跡化石といわれるものを見ました。右下から右上にかけてある小型の足跡は、恐竜の足跡と考えてもよいのではと思いました。しかし、写真などで紹介されている深い凹みのものは足跡かどうかよくわかりませんでした。ただし、その成因をどのように説明すればよいかもわかりませんでした。その点では、足跡と考えることもひとつの成因とも思えました。

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2005年12月21日 (水)

恐竜のすす払い

IMG_8167b 今日は、年末恒例の恐竜のすす払いでした。すす払いの日程は、テレビや新聞の取材日程できまりますが、できるだけ年末に近い日程になります。すす払いの様子は、本人たちが仕事をしているので、なかなか写真にとれません。その代わり、テレビニュースで流れたり、新聞に載ったりします。この写真は、掃除が終わってかたずけているところです。白衣を着ているのは、取材の方の期待にそうためです。

恐竜も一年の埃を落としてもらい気持ちよいかもしれません。本来は、半年に1回くらいはやってやりたいところですが、恒例の時期にまとめて大掃除となります。以前は掃除機で埃を吸っていたこともありますが、手が届かないところが多く、デリケートなとこがきれいにならないことと、人数がかかれないことから、白衣のメンバーが手に持っているハタキ状のもので、掃除することにしています。埃を下に落として、明日床やステージを掃除機で掃除します。すす払いの時には、標本を破損する場合もありますので、慎重にやります。

博物館に展示してある恐竜骨格標本の多くは、レブリカとよばれる実物標本を型どりして作成された複製標本です。しかし、それらは本物でないので、偽ものというわけでもなく、形は本物と同じです。ですから、発見された標本と比較したり、計測して形の詳細を研究することにも利用されています。また、実物標本だと重量がありすぎて、組み立てが難しくても、レプリカだと組み立ても簡単だったり、展示の困難な実物標本の代わりに見ていただくことを可能にします。

なお、レプリカとキャストは、型どりした複製標本で、ほぼ同じ意味ですが、区別するとすればキャストは型どりされたムクの複製で、レプリカは実物と同じように色づけされているものといった意味で使われる場合があります。

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